岡崎の変わるまちなか「QURUWA」と何する?

レポート後半|QURUWA事業リノベーションスクール2025

岡崎市は、QURUWA地区にいろいろな人が訪れられる多様なコンテンツが集積し、寛容性を持つ地区となることを目指しています。

「事業リノスク」とは、地域や参加者同士で連携し、本気の企業のみなさんが多彩なゲストとともに自社事業のリノベーション(更新・向上)や新規事業の構築にトライアルするための機会です。

レポート後半では、令和8年2月12日(木)におこなった公開プレゼンの続き、そしてブース交流会のようすをお届けします。

次年度以降の参加をお考えの方には、「まちに関わることが、自社のビジネスや人生にどう還元されるのか?」という、事業リノスク参加の意義が伝わったらうれしいです。

これまで4年間のQURUWA事業リノスクの成果については、前半のレポートをどうぞ。事業リノスクがまちへもたらした好影響をふりかえります。

目次

【前半】
1、はじめに
2、なぜ事業リノスクをやっているの?
3、事業リノスクの効果
4、公開プレゼンのようす その1

【後半】
5、公開プレゼンのようす その2
6、ブース交流会
7、次年度参加を検討される企業さまへ

5、公開プレゼンのようす その2

Pdien(プディン)

名古屋で民泊事業を手がけるなか、QURUWA地区での新たなアプローチとして地域密着型SNSアカウント「おかスタ」の運用を開始し、わずか5ヶ月でフォロワー1万2千人規模へ成長しました。最大の狙いは「企業同士をつなぐ」ことです。事業者同士のSNS上での連携をきっかけに、お互いにお客さんを紹介し合える体制をつくりました。「岡崎で何かをやればSNSでも応援してもらえる」という環境をうみだすことで、市外へ流出しがちな若者の関心を引き留めるとともに、事業者が岡崎に期待を感じて集まるようなバックアップ体制を自社の強み(SNSの活用)で構築したいと語りました。

Pdien ホームページ:https://pdien.co.jp/

おかスタ|岡崎の魅力発見プロジェクト Instagram:https://www.instagram.com/okazaki_moriage

Pdien伊豫田さん

成田モータース

市内岩津町で自動車販売や車検を本業とする老舗車屋の3代目です。昨年度の事業リノスク参加を機に、QURUWA地区でカーシェア事業「narimobi」を事業リノスクで立ち上げました。単に車を貸すだけでなく、車の専用キーホルダーを提示すると地元提携店舗(現在14社)でサービスが受けられる地域の事業者ならではの仕組みをつくり、市内の店舗へお客さんが回遊するネットワークを作っています。さらに新規事業として、キャンピングトレーラーの試作車を開発しました。車を起点に事業を広げ、まちの事業者と積極的に手を組む姿勢を提示しました。

成田モータース ホームページ:https://naritamotors.jp/

成田モータース/ナリモレンタカー Instagram:https://www.instagram.com/narita_motors_official/

成田モータース成田さん

ドゥーラステーションめぐる

3年前の事業リノスクへの参加と、熱意ある参加者たちに刺激を受けたことを機に個人事業から法人化を決意。QURUWA地区に、認可外保育施設兼・親子デイサービス「QURUWAこそだてひろばtetowa」をオープンして2年が経ちました。最大のこだわりは施設内に設けた「キッチン」です。育児に追われて自分の食事が後回しになりがちなママたちへ、手作りの温かい家庭料理をゆっくり食べてもらう環境を提供しています。料理の匂いが施設内に漂う家庭的な空間を守りながら、まちの多様な事業者と繋がって事業を運営していく大切さを語り、新たな連携を呼びかけました。

こそだてひろばtetowa ホームページ:https://tetowa-kosodate.studio.site/

こそだてひろばtetowa Instagram:https://www.instagram.com/tetowa_kosodate/

こそだてひろばtetowa LINE公式アカウント:@114mkeyd

ドゥーラステーションめぐる松本さん

ゲスト講評・総括

全プレゼン終了後、事業リノスクを見守ってきた、株式会社アフタヌーンソサエティの清水さんから総括のコメントがありました。

自治会と行政と民間が一体となって、新しいまちづくりの活動を、積極的におこなっているエリアができつつあるんじゃないかと思います。全国の多くの自治体に関わってきましたが、こんなまちはQURUWA以外に見たことがありません。岡崎の今現在、新しい資産ができ上がりつつあるということです。

清水さん

アフタヌーンソサエティ清水さん

そして、内田市長からもコメントがありました。

公共の役割というのは、ただ建物や施設をつくったということではなくて、まちがこれから変わっていくという流れや空気を作ることの方がより大事だということを心に留めています。現実にそれぞれの現場に入って、1つ1つの課題にとりくんで、それを発展させていくのが、民間の皆さまであるということを今日改めて感じて、本当に感動しております。

内田市長

内田市長

日々の業務から一歩踏み出し、「まち」を舞台に事業を考えることは、参加企業にどのような変化をもたらしたのでしょうか? 会場での熱気や各社の発表を通して、参加企業が得ている明確な「メリット」が浮かび上がってきました。

【参加者のようすから見えた、事業リノスク参加のメリット】

・普段は接点のない企業同士がつながり、新しい事業の可能性を見いだせる
・熱意を持って一緒に取り組む仲間から、お互いに強い刺激を受けられる
・アドバイザーや行政、地域住民と関わることができ、事業をより良くするための助言や生きた情報を得られる
・自社のビジネスを「まち」全体(=エリア)で考える視点が育ち、それが結果として事業の拡大につながる

自社の中だけでは突破できなかった壁も、熱量の高い仲間や専門家との「つながり」を得ることで、新たなビジネスチャンスへと進化しています。事業リノスクは、単なる学びの場にとどまらず、参加企業が周辺エリアとともに本業を成長させるため、確かなアクションをひとつひとつ積み上げていく具体的な場です。

プレゼンの最後は会場全体で記念撮影をおこない、幕をとじました。

来年度の開催へ向けて熱量も高まりました!

記念撮影

6、 ブース交流会のようす

公開プレゼンの後は、各社がブースを出して、プロジェクトの紹介や商品を展示・販売しました。事業リノスクの受講生、行政職員、公開プレゼンおよびブース交流会を見に来た地域のかた、民間事業者さんどうしで交流を深め、新たなとりくみや連携のきっかけがうまれる場面がありました。ここからは各ブースの概要をお伝えします。

明大寺本町家守舎
空き家を活用した文化拠点「CC」の活動を紹介していました。コーヒースタンドのとりくみや、3〜4月に開催予定の「明大寺本町」を題材にした写真展の宣伝および活動資金の協賛を呼びかけていました。

ビジョンを説明する、明大寺本町家守舎の村田さん(左)、野田さん(右)
「CC」の企画や写真の展示

岡崎まち育てセンター・りた

路地の空き家を活用したシェアハウスである「キノエノ*farm house」での、「路地ぐらし」のようすを紹介していました。実際に路地で収穫した作物の活用事例として、ゆず・大豆を使った加工品や、きな粉作り用の石臼の展示をおこないました。

乾物をつくる籠を見せる、りたの小早川さん
「路地ぐらし」を豊かにする道具たち

Quiet

 空き家を防災倉庫として活用するプロジェクトにからめて、備蓄食のイメージをくつがえす、味とデザインにこだわった長期保存食「IZAMESHI」(ハンバーグやおでん等)の販売をおこないました。

長期保存食の販売をおこなったQuietのみなさん

マルタ園

 規格外のブドウを有効活用した商品の紹介をしていました。干しぶどうやジャム、ぶどうジュースの販売をおこない、農業の循環について発信しました。

規格外のブドウを有効活用した商品
「干しぶどう」を購入しようとする人々

Pdien

 運用する地域密着型SNSアカウントの紹介をしていました。YouTubeやSNSでの情報発信の事例紹介およびステッカー配布をおこないました。SNS運用の個別相談も受け付けました。

地域密着型SNS「おかスタ」の紹介をする伊豫田さん(左)、田中さん(右)

ドゥーラステーションめぐる 

「こそだてひろばtetowa」での認可外保育やデイサービスの活動を紹介していました。特にこだわりのキッチンを通じた「産前産後のママへの食事支援」や、手作り料理の重要性についての展示をされていました。

「こそだてひろばtetowa」でのサービスを紹介する松本さん

成田モータース

 屋外にてキャンピングトレーラーの試作車を展示されていました。また、地域提携店での特別サービスを開始したカーシェア事業「narimobi」の紹介と、新規提携パートナーの募集をおこないました。

キャンピングトレーラー試作車の展示

交流会では、各社が工夫を凝らした展示や販売をおこない、会場全体が活気に包まれました。事業リノスクの参加企業だけでなく、岡崎市の職員や、プレゼンを聞きに来た一般の方々も入り交じり、交流しているようすがとても印象的でした。

この場での出会いがきっかけとなり、企業や行政同士が新しく手を取り合うなど、まちをよくする次なる動きが、すでに芽生え始めています。

民間と行政、そして地域の人たちが一緒になって岡崎の未来をつくっていくという、民間主体の公民連携のそのものを感じる時間でした。

以上、レポート前半・後半にわたり、「岡崎市における事業リノスクの意義」、「今年度の公開プレゼンおよびブース交流会当日のようす」をお届けしました。

7、次年度参加を検討される企業さまへ

岡崎市では、次なるまちでトライする人材の発掘へ向けて、来年度(令和8年度)の事業リノスクへの参加企業を2026年6月頃に募集する予定です。

次の思いを持つ企業さまにとって、事業を次のステージへ引き上げる絶好のプラットフォームとなります。

「自社の強みをもっと地域でいかしたい」
「新規事業の種を、まちづくりのなかに見つけたい」
「熱意ある経営者や専門家とネットワークをつくりたい」

本気でまちと向き合い、本業を加速させる熱い「学び×実践」の場に、あなたも飛び込んでみませんか?

来年度の募集に関する詳細・お申し込みのご案内は、準備が整い次第、このウェブサイトで発信します。ぜひご注目ください!

公開日:2026.04.17

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