2024年度で3回目を数える「QURUWA事業リノベーションスクール」。
岡崎市では、QURUWA地区でまちと積極的に関わりながらビジネスや事業をしたいと考える事業者を対象に、行政と地域が伴走する全6回を1セットとした実践型のスクールを開催しています。
(昨年度の様子はこちら。)
今年度は11社が参加し、7月から12月までの5回にわたって、ゲストをお呼びしたレクチャーや参加事業者のプレゼンテーションなどのプログラムが開催されてきました。本レポートでは、1月22日に開催された公開プレゼンテーションとブース交流会の様子をお届けします!

各社発表内容
今年度は、参加事業者11社と過去に参加された4社、事務局の構成員である2社の計17社がプレゼンテーションをおこないました。まちづくりに関することや環境に配慮した取り組みなど、様々な事業プランが発表されました。発表内容を順番にご紹介します!
1:Q-NEXT
QURUWA地区でまちづくりを進める「株式会社Q-NEXT」が提案したのは、「導入したい自治体向けNEO自治会スクール」。地域自治の課題を抱える自治会を対象に、行政と連携したまちづくりや次の担い手探しなど、これまでの取り組みのノウハウを伝えて伴走していくプログラムです。QURUWA地区内の自治会の視察や、現地に出向いてのレクチャー、オンラインのサポートをサービスとして考えており、4月の開始を目指して準備中です。
Q-NEXT ホームページ:https://q-next.jp/
QURUWA7町・広域連合会 次世代の会 Instagram:https://www.instagram.com/jisedai_no_kai_gekco

2:成田モータース
自動車販売や整備、レンタカー事業をおこなう「株式会社成田モータース」が考えているのは、地域密着型のカーシェアリング事業。QURUWA地区はまだカーシェアの設置が少なく、観光客や地元の方の移動の選択肢を増やしたいという想いがあります。まずは6台からスタートし、目標は大きく2030年までに70台の設置を目指して動いていきます。
成田モータース ホームページ:https://naritamotors.jp/
成田モータース/ナリモレンタカー Instagram:https://www.instagram.com/narita_motors_official/

3:つげ建築工房
岡崎市内の製材会社で経験を積み、2024年11月に開業した「つげ建築工房」。これから取り組みたいことは、「建物エリアクリニック」の開設です。建物を保有していても、誰にメンテナンスの相談をしたらいいかわからないという人も多いと言います。建物の修繕・メンテナンス事業を通して、かかりつけ医のように建物のなんでも相談窓口を目指し、QURUWA地区の建物や地域の価値を上げていくことを考えています。まずは2025年度中の開設を目指します。

4:日本出版販売
出版社と本屋の取次をおこなう「日本出版販売株式会社」が提案するのは、本を通してまちや人をつなぐ「おしゃべりな本棚プロジェクト」。QURUWA地区には、店主の人柄が見える魅力的な本棚がたくさんあります。まちの本棚がある場所をZINEにまとめ、本を入口にまちに訪れる人を増やすことを考えています。また、たくさんの本を扱ってきたノウハウを活かして、読書イベントやオフィスライブラリの導入サポートにも力を入れていきたいと話します。
日本出版販売 ホームページ:https://www.nippan.co.jp/

5:Quiet
保険の代理店事業をおこなう「株式会社Quiet」。防災の活動にも力を入れており、今回提案したのは「空き家活用×防災×パブリシティ」。岡崎市にも防災備蓄は各地域にありますが、すべてを行政に任せるのではなく自分たちでも備えていく必要があると話します。空き家を活用して、まちなかに多目的スペースや防災倉庫、企業広告の機能を持つ「ぼうさい倉庫ラウンジ(仮称)」をつくり、その維持費は市内企業40社が1万円ずつ出資していくとよいのではないかというアイデアです。これから資金調達に向けて、クラウドファンディングにも挑戦されます。
Quiet ホームページ:https://quiet2015.com/
Quiet Instagram:https://www.instagram.com/quiet.2015/

6:朝岡サッシセンター
西三河エリアでサッシなどの販売・施工・修理をおこなう「有限会社朝岡サッシセンター」。住みたくなるまち・家づくりへの取り組みとして、まずは内窓の設置を促進していきたいとお話されました。最短30分の工事で気軽に導入できるにも関わらず、断熱効果が大きく光熱費やCO²の削減などにつながり、エリアの価値向上や脱炭素の実現に近づくと考えています。すでに偶偶キッチンにサンプルを設置されており、この先2年間でQURUWAエリアの15%に内窓を普及させることを目標として動いていきます。
朝岡サッシセンター ホームページ:https://asaoka4134.co.jp/

7:カーザミカワ
岡崎を中心に西三河エリアで建材の卸売業や建設業を営む「株式会社カーザミカワ」。構造材の木造化や省エネを通して、脱炭素化を目指して活動しています。脱炭素を実現することで、環境だけでなくお財布にもやさしい暮らしを送ることができるため、QURUWA地区でも拡大していきたいと話します。また、断熱することによってヒートショックを防ぎ、健康のためにも意義があるとお話しされました。
カーザミカワ ホームページ:https://casamikawa.com/
カーザミカワ Instagram:https://www.instagram.com/casamikawa/

8:SCENES
結婚式のプロデュースなどをおこなう「合同会社SCENES」は、子育てをしながらご夫婦で事業を運営されています。子育て中のパパさんがQURUWA地区で子育てをしながら働ける環境や、結婚生活について気軽に語れる場をつくりたいとお話しされました。サロンのような場所を開き、これまで培ったノウハウをもとに、パパさんの想いをヒアリングをしたり、得意なことを活かしてサポートやアドバイスしたりすることを考えています。
SCENES ホームページ:https://lapplecompany.com/event
LAPPLE Instagram:https://www.instagram.com/wedding_lapple/

9:小野ふとん店
創業95年、現在3代目となる「株式会社小野ふとん店」。「わくわくの輪を広げる」をモットーに、寝具だけでなく海外からの輸入雑貨も販売されています。今回提案したのは、「岡崎で好きなものに囲まれる極上の日常を送りませんか」という内容。小野ふとん店は、お客さんが好きなものを買うことができ、ワークショップも楽しめるお店を目指しているそうです。2月にはお店近くの明代公園でまちの清掃とピクニックを楽しむイベントも企画されており、わくわくをお店から岡崎のまちへ広げようとされています。
小野ふとん店 ホームページ:https://www.onofuton.co.jp/
小野ふとん店 Instagram:https://www.instagram.com/onofutonten1929/

10:南康生家守舎
2023年に立ち上がった「株式会社南康生家守舎」。発表者の畑さんは、まちを建物単位でなく街区(=エリア)として捉える「エリア思考」を持ち、自分たちの暮らしを充実させていこうと話します。具体的には駐車場の再配置により広場をつくり、公共空間とつなぐことで誰もが安心して歩くことができ、顔の見えるまちを実現したいと考えています。まずは南康生からスタートし、徐々にQURUWA地区全体に広げていきたいという想いを語られました。
あの人のトライ取材記事:https://quruwa.jp/people/try_hata/

11:岡崎まち育てセンター・りた
「まちを育てる人を育てる」を合言葉に活動する「NPO法人岡崎まち育てセンター・りた」。今回発表したのは、QURUWAの住まいの受け皿づくり×路地街区のエリアリノベーション。細い路地の中に木造住宅が密集する西梅園エリアを舞台に、新たな住まいの創出や小商いの拠点をつくる展開を考えています。シェアハウス「キノエノ」の運営や茶話会、地域菜園などのソフト面から、ハード面までまちづくりを進めていきます。
岡崎まち育てセンター・りた ホームページ:https://www.okazaki-lita.com/
キノエノ Instagram:https://www.instagram.com/kinoeno.okazaki/

前半のレポートはここまで。QURUWA地区と中山間地域を結ぶ6社の発表と、ブース交流会の様子はレポート後半をご覧ください。
執筆・撮影:菅原春香(Okazaki Micro Hotel ANGLE)
公開日:2025.02.24