2022年2月20日(日)QURUWAシンポジウム「MeguruQuruwa 2.0 − 未来をアップデート − 」 2022年2月20日(日)QURUWAシンポジウム「MeguruQuruwa 2.0 − 未来をアップデート − 」

日付
2022220日(日)
時間
14:00-16:30
場所
オンライン開催(YouTube Live)
※申込された方には、後日動画配信あり
参加費
無料
シンポジウムは終了しました。ありがとうございました。

2015年、愛知県岡崎市では、中心市街地の再生を図る公民連携まちづくりが幕を開けました。計画段階の2017年、未来のまちの姿を仮想的につくり出す社会実験「MeguruQuruwa」が行われました。それから5年、第1段階の公共空間整備が完了し、新たな回遊動線QURUWAがつながると同時に、若者、女性、高齢者、子どもなど幅広い層が関わることにより、都市経営課題を解決し、暮らしを豊かにする取組が活発になってきています。
中でも、こうした動きを地域が支え、そこから生まれる動きが新たな地域の力となる、新しい自治の形が注目されています。
公民連携から自治再生に至るQURUWAの現在地と将来像を確かめ、まちを変える一歩を踏み出してみませんか。

プログラム

  • 第1部:検証
    「MeguruQuruwa」で描いた未来予想図とは?
  • 第2部:情報提供
    新たな未来を描く手がかりとなるまちの動き
  • 第3部:パネルディスカッション
    QURUWAの未来をアップデート

QURUWAとは

QURUWAマップ

岡崎市の中心部を流れる乙川河川敷、桜城橋、中央緑道、籠田公園、図書館交流プラザりぶら、岡崎公園、名鉄東岡崎駅などの各拠点を結ぶ回遊動線。かつての岡崎城跡の「総曲輪(そうぐるわ)」の一部と重なること、また、動線が「Q」の字に見えることから、「QURUWA」と命名。

QURUWA戦略とは

QURUWA戦略

乙川リバーフロント地区の豊富な公共空間を活用して、パブリックマインドを持つ民間を引き込む公民連携プロジェクトを実施することにより、回遊を実現させ、 波及効果として、まちの活性化(暮らしの質・エリアの価値向上)を図る戦略

MeguruQuruwaとは

QURUWAマップ

2017年10月、QURUWA戦略をつくる過程で行われた、QURUWA上の公園や河川敷、道路などの公共空間で、新しいまちの過ごし方、使い方を試し、まちの未来の風景を生み出す社会実験。「魅力的なコンテンツ」や「居心地の良い場所」がつながることにより回遊性が生まれることが実証された。

第2部発表者

7町・広域連合会

籠田公園・中央緑道の再整備をきっかけに組成。複数の町内会が相互に連携し、町の垣根を超えてより積極的な自治の推進を図っている。毎月開催される定例会「KCBM」には、地域役員+新旧商業者+イベント実施者+行政関係課+教育機関など60-70名が参加し、複合的な連携が生まれている。
※KCBMとは「KagodaPark/CentralAvenue/Bridge/Manegement」の略

7町・広域連合会 次世代の会

地域自治の担い手の世代交代を図るためKCBMから派生した、地域内外の30-40代の事業者、市民団体、住民、行政職員が中心となった、地域の課題解決や魅力向上のためのプラットフォーム。現在、地域の高齢者の生活支援や空き家と出店希望者のマッチングの仕組みづくりのプロジェクトが稼働中。

スコシズツ.プロジェクト

「できることから少しずつ、持続可能な暮らしかた」をコンセプトに、日々の暮らしからSDGsの実践を目指す草の根プロジェクト。籠田公園で春・秋の年2回、オーガニックな作り手や、地球環境・資源循環に配慮した活動の表現・体験の場である「スコシズツ.マーケット」を開催している。次回は4月30日を予定。

Okazaki Micro Hotel ANGLE

老舗のカメラ屋をリノベーションした6室のマイクロホテル+カフェ+セレクトショップ。ごくあたりまえの日常の暮らしに潜む地域の魅力を独自の視点で掘り起こし、訪れた宿泊客にも、地元の人にも、地域の大切な価値を伝える「暮らし観光」案内所。

studio36

地域と事業者に寄り添い、「自分たちで描く未来のまちを、自分たちの手で作り出す」ことを目標に掲げた4人の建築家ユニット。中央緑道と籠田公園で開かれる「丘の途中のマーケット」はじめ、新たな担い手を発掘しながら、地域の課題解決と魅力向上を図る活動に奔走中。

スノーピークビジネスソリューションズ

IT技術とアウトドアギアを駆使して、自然を感じながら創造力と良好な人間関係を築く、新しい働き方を提案・実践している。スノーピークギアを用いた公共空間の有効活用、シェアオフィスCamping Office osotoの運営、地域活動の支援など、QURUWAのまちづくりに初動期から幅広く携わっている。

パネリスト

コーディネーター
藤村龍至

1976 年東京生まれ。2008 年東京工業大学大学院博士課程単位取得退学。2005 年より藤村龍至建築設計事務所(現 RFA)主宰。2010 年より東洋大学専任講師。2016 年より東京藝術大学准教授。主な建築作品に「鶴ヶ島太陽光発電所環境教育施設」(2014)「APARTMENT N」(2014)「BUILDING K」(2008)。主な著書に『批判的工学主義の建築』(2014)『プロトタイピング—模型とつぶやき』(2014)『アーキテクト 2.0』(2011)。主なアート作品に「あいちプロジェクト」(2013・国際芸術祭あいちトリエンナーレ) 「リトル・フクシマ」(2011・堂島ビエンナーレ)。 主なアーバンデザインプロジェクトに「おとがわプロジェクト」(2015-)「大宮プロジェクト」(2013-)「鶴ヶ島プロジェクト」(2012-)。 近年は建築設計やその教育、批評に加え、公共施設の老朽化と財政問題の解決を図るシティマネジメントや、日本列島の将来像の提言など、広く社会に開かれたプロジェクトも展開している。

清水義次

1949年生まれ。山梨県出身。建築・都市・地域再生プロデューサー。3331アーツ千代田代表。一般社団法人公民連携事業機構代表理事。東京大学工学部都市工学科卒業後、マーケティング・コンサルタント会社を経て、92年に株式会社アフタヌーンソサエティを設立。都市生活者の潜在意識の変化に根ざした建築のプロデュース、プロジェクトマネジメント、都市・地域再生プロデュースを行う。主なプロジェクトとして、東京都千代田区神田RENプロジェクト、CET(セントラルイースト東京)、旧千代田区立練成中学校をアートセンターに変えた3331アーツ千代田、旧四谷第五小学校を吉本興業東京本社に変えた新宿歌舞伎町喜兵衛プロジェクトなどがある。地方都市においても、北九州市小倉家守プロジェクト、岩手県紫波町オガールプロジェクトなど民間のみならず公共の遊休不動産を活用しエリア価値を向上させるリノベーションまちづくり事業をプロデュースしている。

西村浩

1967年佐賀市生まれ。東京大学工学部土木工学科卒業、同大学院工学系研究科修士課程修了後、1999年ワークヴィジョンズ一級建築士事務所(東京都品川区)を設立。土木出身ながら建築の世界で独立し、現在は、建築・リノベーション・土木分野のデザインに加えて、全国各地の都市再生戦略の立案にも取り組む。
北海道岩見沢市の「岩見沢複合駅舎」で土木学会デザイン賞、BCS賞、ブルネル賞、アルカシア建築賞、公共建築賞の他、日本建築学会賞(作品)、2009年度グッドデザイン賞・大賞を受賞。近年は、2021年度にグッドデザイン賞4作品受賞(鹿児島世界文化遺産オリエンテーションセンター・福島県石川町文教複合施設モトガッコほか)、都市景観大賞特別賞(糸魚川駅北地区)、土地利用モデル大賞国土交通大臣賞(佐賀市呉服元町ストリートマーケット)、日本空間デザイン賞2021の最高賞KUKAN OF THE YEAR(神水公衆浴場)、グッドデザイン賞・金賞(神水公衆浴場)を受賞。

主催|岡崎市
運営|NPO法人岡崎まち育てセンター・りた
お問い合わせ先|都市施設課QURUWA戦略係 TEL:0564-23-7421